台風19号 狛江市の被害を今後の対策につなげましょう!
10月12日に上陸した大型台風19号は、関東・東北の各所に甚大な被害を及ぼしました。被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。
地球温暖化による異常気象が問題となっている中、今後同じような被害が繰り返されぬよう、状況分析・対応の検証・今後の対策が急務となっています。
狛江市の大きな被害は、市内の雨水を多摩川へ流し込む根川と猪駒樋管が溢れ出し、床上浸水101棟、床下浸水191棟、罹災証明書受付件数は170件(11月6日現在)。
11月9日(土)に根川地域の和泉小学校と猪駒地域の第六小学校で、初めての住民説明会が行われました。
市の、10/12 19:30 多摩川水位が調布石原観測所で6メートルを越え、監視員を避難させた際、両樋管とも多摩川への流入が認められた(逆流していない)ため水門を開けたままとしたという説明に対し、住民からは両樋管の水門の開閉判断と、ポンプによる排水作業の停止判断に意見が集中。
すでに水門より水位が上がった状況で逆流は起こっていた。冠水した家屋や道路に多摩川の鮎や魚が目撃されている。水門を閉め、ポンプ排水を行なっていたら、被害はもう少し抑えられたのではないか。和泉小の説明会には根川浸水で5億円の被害が出たことを訴える調布市染地の住宅地代表の方も、今後のためにも水門は閉める判断を提唱。これに対し、狛江市は「検証」の一言でした。
世田谷区では有識者での検証委員会が立ち上がるとのこと。多摩川流域で合同の検証委員会とし、今後の対策の提案を要望します。
冠水対応の消毒、浸水被害車両の保証支援への強い訴えもありました。説明会では保証はないとの返答でしたが、11月15日付けで、浸水した家屋(居住スペース)の消毒に対する費用の助成がホームページに掲載されました。https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/42,102635,327,3376,html
また、避難所の問題ー地域、収容人数、移動手段など、が大きな課題となりました。
今後、地震災害と豪雨による水害は分けて対策を検討する必要があります。
被害者相談窓口も設置されました。
被災者支援案内窓口 市役所本庁舎 5階501会議室(12月27日まで)
電話 03-3430-1111(内線2501)03-3430-1365(直通)
<受付日時>午前8時30分~午後5時(土・日曜日、祝日を除く)
今後も相談・提案を積み重ね、被害をくりかえさないよう、納得できる対策を作り上げましょう。
12月1日は市内全域防災は訓練です。これを機にお近くの避難所出向いてみてくださいね。